自由進度学習とは何かがよく分かる本
自由進度学習について知りたくなって手に取った本。購入理由は「具体的」という言葉に惹かれて。
自由進度学習のことは一切知らなかったが、具体的な事例がたくさん書かれているので自分が生かすイメージを持ちやすい。
そもそも自由進度学習とは
①授業の進度を学習者が自分で決められる
②子供が自分に最適だと考える計画を立てる
③自分の判断で行動し、その結果を、責任をもって受け止める
と本書には書かれていた。
授業内の5分でも、1時間でも、単元丸ごとでもできるとのこと。
少しずつ時間を増やして子供に任せていくのは、どんな場面でも同じだ。
個人的には、自由進度学習を単元で考えていくより、1時間単位の中で取り入れていく方が算数ではやりやすいと思った。
印象に残った言葉
「自由進度学習」は素晴らしい「仕組み」の一つだと心から思います。でも「仕組み」には限界があります。(p212)
肝に銘じないといけないと思った。
「自由進度学習をすること」が目的になってはいけない。
あくまで子供が主体的に学ぶ手段の一つだから、自由進度学習を取り入れる目的をはっきりさせたい。
ぼくの場合は、個に応じたレベルの課題を「全員」に「オーダーメイド」で与えられる授業がしたい。
それは一斉授業や同じ課題ではできないから、自由進度学習の要素を取り入れてみるのはありかもしれない。
