授業実践

授業中の交流を増やすコツ

Ryu

先生諸君、こんにちは

今回は友達との交流の仕方を解説する

交流の目的を明確にする

何のために交流させるのかをはっきりさせよう。

ぼくが交流させるときの目的は

①安心させるため

②理解できているか確認させるため

③説明させるため

主に3つだ。

何を目的にするかで、どのように交流させるか、どんな風に伝えるかが変わってくる。

交流のさせ方いろいろ

①ペアで

Ryu

隣同士で交流させる

②自由に

Ryu

近くの人でもいいし、立ち歩いてもいいよ〜と伝えて自由に交流させる

工夫①座席は自由

基本的にぼくの授業は自由座席だ。

単元のはじめに好きな席に座ってもらい、基本的に単元が終わるまで同じ席に座る。

時々、変えてもいいですかと聞かれるので、理由を聞いてその子のためになると判断したらOKを出している。

自由席にする理由は、話しやすい人の近くに座れるようにするため。

ただ、慣れてくると

子供

座席が自由だから、先生のクラスがいい

なんていうヤツが出てくる。

座席を自由にするときは、きちんとその目的を伝え続けないといけない。

ぼくは、「話しやすい人が近くにいる方が相談しやすいし楽しいよね。席が自由だから何を話してもいいっていうわけじゃないよ雑談で盛り上がるんじゃなくて、勉強のために話そう」と何度も伝えている。

工夫②立ち歩きOK

ぼくは、基本的に話し合いのときと相談したいときは立ち歩いてよいと思っている。

なぜなら、相談したいとき、話したいときに話せる環境を作りたいから。

そんなのありえない。

勝手に立ち歩いてはいけない、きちんと指導しないといけないという人もいるだろう。

ぼくは、かれこれ3年は続けてきたが、授業が破綻したことはない

もちろん雑談に発展することもあるが、座っていたってしゃべる子供はいる。

だったら自由に話せる環境を用意した方がいいんじゃない?というのがぼくの考えだ。

自由に交流させるときに気をつけていること

Ryu

ぼくが気をつけていることは、注意についてだ

前述した通り、ぼくはかなり自由にさせていると思う。

自由にすると自分を律しきれない子供は一定数いる。

当たり前だよね。

ふざけたり雑談したりする子供たちにどう注意するかは、かなり気をつけている。

というのも、注意によって授業を止めたくないからだ。

だから、ぼくは周りに迷惑がかかっていないと判断したものについてはスルーする。

必要な場合は授業後に呼んで話をする。

授業後に全体に呼びかける場合もある。例えば、6年生で以下のような話をしたことがある。

Ryu

席を自由にしているのは何のためだと思う?

友達と雑談をするためではないよね。

次回から座席は先生が決めます。というのは簡単だけど、それでいいの?

もういちどよく考えてみてほしい。

Ryu

ぶっちゃけね、授業中にちょっとくらい雑談したって別にいいと思うんだ。

でも、雑談で盛り上がって周りが見えなくなって、大きな声や笑い声を出して周りに迷惑をかけるようじゃだめだよね。

君たちは今のままじゃだめだよ。

今後、雑談をしちゃっても、「続きはあとにしよう」とか「今はやめとこうぜ」って自分たちで言えるようになったらいいよね。

頭ごなしに注意しても子供たちに響いたとは言えない。

1回注意したからといって子供はすぐには変わらない。

だからこそ、自由に交流する目的を日々話し続けている。

ABOUT ME
Ryu
猫とスノボが好きな小学校の先生です。