6年

【6年 分数倍】授業実践

第1時

第1時でおさえることは

・分数でも、もとにする数の何倍か求めるときはわり算になる

・〇〇を1とみたとき、〇〇が〜にあたるという表現の仕方

金曜6時間目で子供も大人も疲れてたので、なんとか導入で引き付けたいと思い、話したのが次の内容。

Ryu

宝くじを買ったらあたったことがあってね。

100円の宝くじが1000円になりました。何倍になったっていうこと?

子供たち「10倍〜」

続けて、「10倍って何をもとにして10倍っていってるの?」と聞く。

子供は1枚の宝くじと言うので、「そうだよね、100円のくじをもとにして10倍と見ているんだよね」と「もとにする」という言葉をサラッと入れておいた。

「1000円が10倍にあたるんだよね、もとの100円は何倍っていうこと?」

と、もとの数を1とみることも確認

確認が終わったところで、「じゃあ、今回は数が分数になるよ」と言いながら本時の問題を提示。

【問題】赤のリボンは1/2m、青2/5m、黃3/8mです。

赤をもとにすると青、黃はそれぞれ何倍ですか。

問題を解く前に、一番長いリボンはどれか聞いておく。

短いリボンは聞かなかったが、聞いても良かったかも。

数直線に表すときに、長さの関係がつかめていないと表せないので。

Ryu

さっきは100円の宝くじをもとにしていたけど、今回の問題では何をもとにしていますか。

赤をもとにしていること、もとにする数を1(倍)とみることを全体で確認。

「時間取るから各自計算してみようか〜」と活動開始。

前時まで数直線を使って立式してきたので、分からない子は数直線をかいていた。

10分ほどで全員解き終わったので、どんな数直線になったか、式はどうなるかを共有。

式を板書して

Ryu

今回のわり算でなにか似てるなーって思うことありませんか。

と発問。

目をつけさせたかったのは、どちらもわる数がもとにする数(赤のリボン)になっていること。

「何倍かを求める計算は、もとにする数でわればいいんだね」という気付きに繋げたかったが、なかなか出てこず。

5年「割合」で比べる量÷もとにする量を学習しているけれど、思い出すまでに時間がかかってしまった。

数人の子が気付き、全体が分かったところで類似の問題(教科書の練習問題)を提示。

【問題】

①〇〇をもとにすると、□□は何倍ですか。

②〇〇を1とみると、□□はいくつにあたりますか。

分かったことを確認するために、「①はどっちの数でわればいい?そうだよね〇〇だね!じゃあ②は?」とテンポよく聞いていく。

最後の5分で振り返りを書かせて終了。

子供の振り返り

子供

はじめは数直線を使わないとできなかったけど、もとにする数でわればいいと分かって簡単になった。

子供

分数でも何倍かを求める計算はわり算で解けることが分かった。

授業終えて

・宝くじの導入はめちゃめちゃ食いつきが良かった。今回使う用語をぱぱっと確認できた。探せばもっといい例があるかも。

・「〇〇を1とみると□□は〜にあたる」という表現がすんなり入らない子供もいる。今回は1(倍)と板書したことで抵抗感を減らそうとした。

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Ryu
猫とスノボが好きな小学校の先生です。