この単元で学ぶこと
・角の大きさとは辺の開き具合であること
・角度の単位(°)
・分度器の使い方
・角度のかき方
・三角定規の角の大きさ
・分度器を使った三角形のかき方
分度器の測り間違いを減らす方法
分度器の測り間違いを減らすためには、角度の見当をつけるくせをつけさせよう。めっちゃ大事だぞ。
見当をつけるとは、直角と比べて大きいか小さいか予想するということ。
直角より大きいかどうかは一目見るだけで分かるからね。
直角より大きい=90度より大きいと分かってから分度器で測れば、見当違いの測り間違いをしたときに気付けるようになる。
【実践】分度器を使った楽しい活動を紹介
実際の授業で盛り上がった活動を紹介するぞ
今回紹介する活動は、分度器の使い方を学習したあとならいつでもできるよ。
活動1
①角度の見当をつける
T「分度器で60°がどのくらいの大きさかよーく見て。」
②角度を予想してかく
T「分度器を隠して定規だけで60°の角を作ります。」
③作った角度を分度器で測る
T「ぴったりだった人いますか?」
角のだいたいの大きさを活動によって感じさせるのがねらい。
活動2
①定規だけで好きな大きさの角を作る
T「180度までの大きさで角を作ります。」
②指定された角度を探す
T「120°に一番近い人を分度器で探しましょう。」
90°に注目して見当をつけさせるのがポイント。
やみくもに探しては終わらないので、直角(90°)に注目させると良い。
多くの子供がだいたいの大きさで予想をつけて測定するので、
T「早く見つけた人、どうやって探したの?」
と聞くと
「直角に注目してあと30度くらいの角を探した」と教えてくれるはず。
指定する角度が180°に近い場合は、180°に注目させるといいかも。
この活動は、180〜360°でも同様にできるよ。
活動3
分度器で角度をかく活動。
①やり方を説明する
T「今から肩をたたかれた人は60°の角をかきます。たたかれなかった人は65°をかきます。全員顔をふせて。」
②角度をかく
③肩をたたかれた人を探す
T「60°の人はだれでしょう。分度器で探してらっしゃい。」
活動を見ながら、角度を正しくかけているか評価することもできる。
どの活動も、測る数を変えて何回もできるのがよいところ。
子供が慣れてきたら、子供に問題を出させたり班ごとに取り組ませたりすると、子供同士で勝手に盛り上がってるよ。
まとめ
今回紹介した活動は、分度器を操作するだけでなく、席を立って動くので眠くなる5時間目にもぴったりでした。

