計算問題こんなにやるの!?やだーーーー
なんて言われたことない?
ぼくが常々思うのは、教科書の計算問題って問題数多くない?ってこと。
同じこと思ってる子供きっといると思うんだけどなぁ…。
とはいえ、反復練習が大事なのも事実。
ということでどうやったら楽しく身につくか考えてみた。
実際に授業でやってみて、反応が良かったものを紹介するよ。
しりとり筆算
大まかなルールは次の通り。
①班で順番を決める
②たし算かひき算を選んで筆算する
③次の人へ回す
主に、3年「3けたの筆算」、4年「小数のたし算ひき算」の単元で使えるぞ。
実際にやってみるとこんな感じ。

前の筆算の答えにたし算をするかひき算をする。
たし算ひき算どちらを選んでもよいし、たす数やひく数は自分で決める。
ただし、縛りを作らないと1をたし続けるなど簡単にできてしまうので注意。
ぼくがやるときには、次のルールを加えているよ。
①前の人が使った記号(+、−)と0〜9の数字は使えない
②一度たしたりひいたりした数は使えない
少し難しくなる。
3年生で学習する3けたの筆算なら、3けたの数をたしたりひいたりするというルールを追加すると、よりねらいに沿った活動になるかな。
全員にすべての筆算を書かせると、待ち時間は少なくなる
子供は指示をしないと自分の番しか筆算をしてなかった。
そうなると解く問題が少ないので、「全員が自分のノートに全部の筆算をするんだよ」と指示すると、練習量を確保できる。
実践して思うこと
良かった点
班でコミュニケーションをとらないと活動が成り立たないので、話し合いながら筆算をする時間が増えた。
その結果、分からないときに聞きやすい雰囲気に。
手が止まった瞬間に、「そこはね。」とすかさず補助が入るので、間違えずに解くことができるのも苦手な子供にとっては良かったかな。
いまいちな点
問題を解くスピードを周りに合わせる必要がある(誰かが筆算を解いている間は次の問題がない)
クラス算数で実践するのがおすすめ
筆算が得意〜苦手な子供が混じっている方が効果的だと思う。
なぜなら、班で解き合う事によって苦手な子供を置き去りにしない活動になるから。
そのため、クラス算数で実施するのがおすすめ。(ぼくの実践もクラス算数のとき)
長いとダレるから、5分くらいで終わらせよう。
まとめ
筆算練習って個人の取り組みになりやすいけど、工夫するとグループで楽しく取り組むことができる。
個々の練習と上手く組み合わせて活用してみてください♪


