先生諸君、こんにちは。
ぼくが授業で大事にしている、「子供の生活場面から授業に入る」実践を紹介するよ。
普段の授業なので、特別準備する道具もありません。だれでもすぐに実践できます。
教科書の導入は…
という導入。
この導入から正の字を使って表に数を記録していくのですが、
「怪我の記録を借りてしらべることなんてないだろうしなー。」と。
「朝ご飯」を導入にしてみました
そこで、朝ご飯アンケートを実施してみた。
黒板に表をかいて(我ながら雑だねえ)

T「みんなに今日の朝ご飯何を食べたかアンケートを取るね。」
前の席の子供から一人ずつ聞いていく。
T「君は?ご飯か。」
「あなたもご飯なのね。」
「あなたは?パン?」
と次々に聞いていき(あえて表には整理せず)、5人くらい聞いたところで、
あれ?何が何人いたんだっけ…。
整理の仕方で上手い方法何か知らない?
わざと、すっとぼける。
すると子供は
「両手で数えるといいよー!」
「表に書こう!」
と口々に言うので、ここで正の字を使った表の書き方を教える。
授業の展開では、大盛りあがり!
今回は展開を2つに分けて実践。
展開1では、教科書にのっている怪我の記録を見て、正の字を使って表にまとめる練習。
展開1のねらいは、正の字を使った練習をさせること
教科書通りに進めました。
ただ、教科書通りに進めると、せっかく導入で盛り上がった熱が冷めてしまうので、
T「このあとみんなにアンケートを取ってもらおうと思うんだけど。」
と前置きをして、
T「そのためにみんなで練習してみようね。」
とつなげた。
展開2では、
子供たちにアンケートを取らせるので、
T「ノートに表をかいて、聞きたいことを3つ書きます。」と発問。
3つにしたのは、短時間で行うため。
選択肢を増やしすぎると時間がかかるので3つに限定。
子供が取っていたアンケートは
・好きな色調べ
・好きなスポーツ調べ
・好きなゲーム調べ
など
展開1で学習した正の字を使って、アンケートを取らせていく。
活動時間は5〜7分くらいだったかな。
結果的に、展開2はかなり盛り上がったのでよかった。
自分が聞きたいことを聞けるので、やりたい!という意欲が全面に現れた活動になっていた。
振り返りでは、
正の字を使って表に整理するのは、簡単でまとめやすかった。便利だと思った。
と正の字の良さに気づけたようでした。
まとめ
今回の授業は、子供の生活場面を導入に取りいれる工夫で、授業の教材準備にかけた時間は0分。
導入で用いた朝ご飯アンケートはフリーハンドでかいた表ですし、展開は準備不要。

(なんせ板書したのもこのレベルの雑さなので…笑)
生活場面を導入にすると盛り上がります。ぜひ試してみてください。


