導入:暗算対決
ルール:隣の人と勝負
T「15+10は?」
先に答えを言った子供が勝ち。
ただし、間違えた答えを言ったら失格。
勝ち負けに応じて席を移動する。



5回ほどやったら、終了。
1〜3問目は繰り上がりなし、4〜5問目は繰り上がりありで実施。
担当するコースによって、問題の難易度は変えよう
習熟度によっては、「12+19」のように2けたの中でも小さな数にするといいかも。
T「一番後ろの席に座っている人たちがチャンピオンです。おめでとう!」
と言ったあと、
みんなさ、チャンピオンに勝ちたいよね。ボッコボコにしたいよね?
と少しあおってみた。
子供「勝ちたいー!」
と大騒ぎ。ちょっと収拾がつかなくなる。やば。
次回リベンジマッチをします。今日は、どうやったら早く正確に暗算できるか考えよう。
と伝えて展開へ。
展開①:暗算の仕方
展開①でおさえることは、
暗算には
・位ごとに分けて考える
・だいたいいくつで考える
方法があること。
今みんなはどんなふうに考えながら暗算したの?
と聞いてノートに考えを書かせる。
たいていの子供が、一の位からor十の位から考えると書くので何人かに発表させる。
みんなの方法で似ていることは何かな?
と方法をまとめた。
まとめたあとには、自分のやりやすい方法でやるのが大事だね、と強調。
結局これなんよ。
ぼくが授業をしたときは、だいたいいくつと考える方法が出てこなかったので教えました。
T「38ってだいたいいくつ?」
子供「40」
T「そしたら56+40で96。2余分に足したから引いて94。こういう方法もあるよ。」
暗算で大切なのは練習量だ。
暗算の方法を学んだら、たくさん練習させよう。
展開②:暗算練習でも盛り上がる
【暗算練習のルール】
①隣同士で交互に問題を出す。
②問題を出す人は教科書から2つ数を選んで足し算の問題にする。
③答える人は制限時間を決めて問題を出してもらう。
④問題を出す人は式を言ったら心の中で時間を数える。
⑤制限時間内に答えられたらクリア。徐々に時間を短くする。
答える人自身が制限時間を決めるところが肝。
めちゃくちゃ盛り上がるから試してみて。
自分で制限時間を決めることで、目標タイムを自分で設定できる。
時間を1秒でも縮めたら成長できるので、モチベーションになるよね。
目標をクリアしたかどうかが分かりやすいところが子供にウケたみたい。
振り返りでは、
暗算が少し早くできるようになって嬉しかった。
と暗算が早くなったことを振り返る子供が多かったです。
まとめ
暗算は、計算が苦手な子供にとってはつらい単元だが、工夫次第でモチベーションを上げられるんだと確認ができた。


