授業の流れ
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授業の流れ
①見通しをもつ
②問題に取り組む
③発表
④まとめる
もっともおさえるべきポイントは①。
なぜなら、合同な四角形の作図は四角形を2つの三角形と見て作図するから。
つまり、前時の三角形の作図ができないと四角形の作図はできないってことだよね。
だから、見通しの段階で四角形を2つの三角形にすることに気づかせないといけない。
どんな声かけをしたら子供が気づけるか試してみました。
以下、実践。
【実践】見通しのポイント
問題の四角形を提示し、
T「前回までの問題と違うところは?」
子供「四角形になった」
T「どうやったら今までと同じように作図できそう?」
子供「三角形を2つかく!」
実は、ぼくの学校で扱っている教科書には、すでに対角線が引かれている。
なので、対角線を引いたら三角形になるじゃん! 三角形の作図方法が使えるね!というのは誰もが分かることだった(と思う)。
発展コースなら、対角線を引いていない図形を提示すると良いかも。
ぼくの担当は基礎コースだったので、教科書通りに進めています。
問題を確認する中で、
どうやったら今までと同じように解けそう?と聞くのは、見通しをもたせるのに効果的。
見通しで解けそうと全員に思わせることが重要だよね。それがやる気につながる。
特に基礎コースでは。
実際には、分からない子供は数人いるのですが、活動に入れば解き終わった子たちが次々フォローしてくれるので、完璧を求めなくていいと思う。
展開の工夫
作図を始めると、9割近くの子供が正しく作図できていたので次のように展開。
T「どんな手順でかいたか発表してくれる人?」
3人に発表してもらう。
(みな分度器を使っていたので)「じゃあ四角形は分度器を使わないとできないってこと?」
子供「ううん!コンパスだけでできるよ」
コンパスだけでやった子供の発表。
子供たち「なるほどー」
まとめる。
T「分度器とコンパス、どう使うかは人それぞれやりやすさがあるから、自分のやりやすい方法にするといいよね。」
T「今回のように合同な四角形をかくときに大切なことはなんですか。」
対角線で2つの三角形に分けること
まとめ
合同な四角形の作図は、三角形の作図方法を覚えていればスムーズに活動できます。
なので、
・覚えていない子供にどんなアプローチをするか
・どんな声かけをするか
を考えておくと、わかりやすい授業になりそうです。


